ドーヴィルとトゥルーヴィル・シュル・メール(Deauville, Trouville-sur-Mer)。
今思い返しても素敵な町だったな〜と思う。
旅行中に二回訪れた。というのも、一度目はその日の予定上時間が限られていたので、少しの探索で帰ってきてしまったのだ。その後、時間を掛けてドーヴィルとトゥルーヴィル(短縮形)を堪能したいということになり、数日後に再び訪れることになった。
ドーヴィルとトゥルーヴィルは川橋で繋がっている隣同士の町。ドーヴィルはカジノや高級ホテル、ブランド品のブティックが立ち並んでいたりと、高級なリゾート地となっている。他方のトゥルーヴィルは古き良き漁師町。この二つの町が上手いこと融合している。正直、初めて訪れた際はてっきりドーヴィル・トゥルーヴィルという一つの町だと勘違いしたほど。
二度目の観光で訪れた日は終日天気に恵まれており、悪天候が続いていた中でのラッキーデイだった!
その日の朝は通常通りゆっくりと朝食を取り、その後お昼前にドーヴィルに到着。一度目の観光では訪れなかった町の中心地へと向かった。通りにはおしゃれなセレクトショップや美味しいそうな飲食店が並ぶ。


その日はちょうど広場で市場が開かれる日であったらしく、野菜果物やチーズなどの他、衣服類など多種多様なものが売られていた。個人的に、市場はその土地を知る上で良い機会だと思っている。同じヨーロッパなのにも関わらず、オランダでは見たことのない野菜や野菜の品種、数えきれないほどの異なるチーズやサラミが売られていた。フランスの食文化は市場においてでも優れていると改めて実感。



市場を後にして、高級ブティックが並ぶ通りへ進む。

実は、ドーヴィルはココ・シャネルが初めて自分自身のブティックをオープンした場所としても有名。今でも当時と同じロケーションにその印が残っている。最初から分かっていたことではなく、私も町について調べていて知った情報!
記念にパシャリしておいた。

そしてビーチに到着。


遊歩道の上をゆっくり歩きながらビーチを眺める。
このビーチ、通常のハイシーズンであれば多くの人で賑わっているはずが、悪天候が続いていたわけか私たちが訪れた際はガラガラの状態であった。
私も知らなかったが、ドーヴィルではアメリカ映画祭が毎年行われている。それに因んでか、このビーチ遊歩道に沿って建てられている各個室は有名なハリウッドスターの名前が付けられていた。
その後ビーチを後にし、もう一つの町、川橋を渡った先にあるトゥルーヴィルへと向かった。
こちらの町に来た一番の目的、それは新鮮な魚介類を食べること!文頭にて説明したように、トゥルーヴィルは漁師町。橋を渡り大通りに沿ってある行くと、多くの人で賑わう魚市場に辿り着く。

この魚市場ではイートイン席が用意されており、自分好みの魚介を好きな量選び、その場で頂くことができる。
沢山歩いてお腹も空いていた頃だったので、海鮮天国を目の前にワクワクが止まらない!
私たちは海老、蟹、牡蠣をチョイス。お皿てんこ盛り状態でこの上ない幸せ。


個人的に一番の感動は何が何でも牡蠣だったな。ノルマンディーは牡蠣が有名とは知っていたが、本場ものを食べたことでその理由がわかった。
冷やされた牡蠣を丸ごとスッと啜る。そして柔らかい身をそっと噛むと口いっぱいに広がるクリーミーな味わいとみずみずしさ!至福なひと時だった。。。
オランダでは新鮮な魚介はあまり食べれない分、大満足であった。
新鮮な魚介で満たされた後はトゥルーヴィルを歩いて回り、その後ゆっくりと車を停めている駐車場まで戻った。

ドーヴィルとトゥルーヴィルは小さな町同士でありながらも、訪れる人々を魅了する要素をそれぞれが持ち合わせている。素敵な町だからこそもちろん観光客は多いが、ノルマンディーへまた旅行することがあれば、必ず再訪したいと思う。
Merci beaucoup, Deauville and Trouville-sur-Mer!